
秘窯の里大川内山は、1675年から廃藩置県(1871年)まで佐賀鍋島藩の藩窯が置かれ、この藩窯では将軍家や諸大名、朝廷などへ献上する高品位な焼き物が作られ、これが至宝「鍋島」と呼ばれています。
このような歴史を有する大川内山では、三十数件の窯元がその伝統、技法を現在の伊万里焼に受け継いでおりますが、先人達の偉業と歴史に感謝しつつ、技術の粋を結集した鍋島の伝統文化を体験し、新しい伝統文化づくりに励む意味で
「鍋島藩窯秋まつり」を開催しております。
鍋島藩窯秋まつり実行委員会では、古くは、鍋島藩が焼き物「鍋島」を諸大名に献上していた事から、藩窯秋まつりの一環として、1989年から城のある自治体を訪れ県知事様や市長様などへ献上の儀式を執り行っております。

19回目の今回は、姫路藩初代藩主・松平忠明氏のムリ姫様が佐賀藩初代藩主・鍋島勝茂氏の次男、鍋島忠直氏に嫁がれており、鍋島藩と縁のある国宝「姫路城」へ姫路市長・石見利勝様を城主に見立て献上を行わせて頂きました。
伊万里からは伊万里市長・塚部芳和氏と実行委員10名が参りました。

献上品としてロクロ、絵付け、登り窯での焼成(48時間)など、それぞれの窯元が得意の工程を分担し、丹精込め、すべて手作りで仕上げた作品であり、商品としては価値は付けられませんが、今なお、藩窯の伝統と技術を受け継ぐ窯元の技術の粋と情熱を結集し、作り上げたものであります。
平成19年8月10日(金)10時から行われた登り窯火入れ式
姫路ではこの上ない歓迎ムードでお出迎え頂き、献上の儀に臨んだ実行委員も大変感動いたしました。姫路市長・石見利勝様をはじめ、関係者、姫路市民の皆様、本当にありがとうございました。
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