「鍋島献上の歩み展」のごあんない

「鍋島献上の歩み展」について

平成元年よりはじまった献上の儀が今年で28年目に突入いたしました。
昨年は総理官邸にて安倍内閣総理大臣に献上することができました。これまでの歴史があったからこそだと思います。
秘窯の里「大川内山」は、1675年から廃藩置県(1871年)まで佐賀鍋島藩の藩窯が置かれ、この藩窯では、将軍家や諸大名、朝廷などへ献上する高品位な焼き物がつくられ、これが至宝「鍋島」と呼ばれています。
今年、磁器発祥400年を迎えるにあたり、平成元年より、献上してきた品々を今回一同に展示いたします。

献上式これまでのあゆみ

※献上瓶子名にリンクがある箇所はその時のようすがご覧いただけます。

献上年月日 献上先知事・市長御氏名 献 上 瓶 子 名
平成元年10.30佐賀県香月熊雄 知事 松 竹 梅 紋 瓶 子
 〃元年10.30伊万里市竹内通教 市長 色 絵 鍋 島 紋 瓶 子
 〃 2年11. 1 福岡県奥田八二 知事 色 絵 萩 絵 紋 七 寸 高 台 皿
 〃 2年11. 1 武雄市石井義彦 市長 色 絵 鍋 島 紋 七 寸 高 台 皿
 〃 3年10.28熊本県福島譲二 知事 色 絵 牡 丹 紋 七 寸 高 台 皿
 〃 3年10.28唐津市野副 豊 市長 松 竹 梅 紋 瓶 子
 〃 4年10.27長崎県高田 勇 知事 鍋 島 紋 様 瓶 子
 〃 4年10.27在福岡アメリカ領事館   鳳 凰 紋 瓶 子
 〃 4年10.26佐賀市西村正俊 市長 錆 釉 青 磁 芦 絵 皿
 〃 5年10.25大分県平松守彦 知事 色 鍋 島 紋 様 瓶 子
 〃 5年10.29鹿島市桑原允彦 市長 色 絵 松 竹 梅 紋 瓶 子
 〃 6年10.26佐賀県井本 勇 知事 色 絵 松 竹 梅 紋 瓶 子
 〃 7年10.28多久市百崎素弘 市長 高 台 皿 色 絵 藤 袴
 〃 7年10.27宮崎県松形祐尭 知事 色 絵 鳳 凰 紋 瓶 子
 〃 7年10.25鳥栖市山下英雄 市長 色 絵 松 竹 梅 紋 瓶 子
 〃 7年10.26伊万里市川本 明 市長 色 絵 橘 紋 瓶 子
 〃 8年10.30鹿児島県須賀竜郎 知事 松 竹 梅 紋 瓶 子
 〃 9年 9.25沖縄県大田昌秀 知事 梅 紋 瓶 子 
 〃 9年11.29伊万里商工会議所 上滝長久 会頭 色 絵 芙 蓉 手 紋 瓶 子
 〃10年10.15 通商産業省 与謝野 馨 大臣 色 絵 芙 蓉 紋 瓶 子
 〃11年10.15在福岡大韓民国領事館 総領事 徐 賢變 菊 紋 瓶 子
 〃11年10.20佐賀神社 草場昭司 宮司 色 絵 菖 蒲 紋 瓶 子
 〃12年10.13大韓民国文化観光部 金 ハンギル 色 絵 黄 梅 菊 紋 瓶 子
 〃13年10.15中国領事館 斉江 色 絵 岩 牡 丹 紋 瓶 子
 〃14年 5.23中国大連 牡 丹 絵 紋 瓶 子
 〃15年10.20伊万里市塚部芳和 市長 七 寸 高 台 皿
 〃16年10.31佐賀城本丸古川 康 知事 ひ さ ご 紋 瓶 子
 〃17年10.17小倉城末吉興一 市長 色 絵 鶺 鴒 紋 瓶 子
 〃18年10.27熊本城潮谷義子 知事 色 絵 牡 丹 紋 瓶 子
 〃19年10.12国宝姫路城石見利勝 市長 青 海 波 色 絵 牡 丹 文 瓶 子
 〃20年10.21島原城吉岡庭二郎 市長 色 絵 青 海 波 牡 丹 文 瓶 子
 〃21年10.13国宝彦根城獅山向洋 市長 色 絵 青 海 波 宝 尽 文 瓶 子
 〃21年10.24伊万里神社 加志田恵久 宮司 色 絵 橘 文 瓶 子
 〃22年10.18杵築城八坂恭介 市長 色 絵 紗 綾 型 石 榴 文 瓶 子
 〃23年10.18国宝松本城菅谷 昭 市長 色 絵 牡 丹 紋 瓶 子
 〃24年10.16平戸城黒田成彦 市長 色 絵 桜 樹 文 瓶 子
 〃25年10.11国宝犬山城田中志典 市長 色 鍋 島 桜 宝 尽 文 瓶 子
 〃26年10.11松原神社鍋島家 鍋島美茂様 色 絵 杏 葉 牡 丹 唐 草 文 様 瓶 子
 〃27年10.14総理官邸 安倍晋三 総理大臣 色 絵 鍋 島 文 様 尽 し 瓶 子

献上品の制作風景

献上品の制作にあたっては、毎年大川内山の窯元が役割分担して一つの作品づくりを行います。ロクロ制作にはロクロの伝統工芸士が成型します。
その後2週間ほど乾燥させて、固くなったところで削り作業を行い、完成させます。その後素焼きを行い、絵付け先に渡します。

絵付けを担当する窯元が献上する市町村や献上する方をイメージしながら、鍋島の伝統図柄を組み合わせデザインします。
絵付けのデザインが決まったら、デザイン画をもとに窯元の職人が下絵を描きます。これだけ大きな作品を手描きで絵付けしますので、かなりの時間を費やします。絵付け後は釉薬をかけて登り窯に入れます。

毎年8月末〜9月初旬にかけて登り窯にて献上登り窯焚きを行っています。窯には献上品の他、窯元の作品2000点以上が窯に入っております。登り窯焚きには献上品作成の他に若手後継者に薪で作品をつくる技術を継承する目的も兼ねております
献上登り窯焚きでは神事を行い、若手窯元が火入れいたします。約36時間かけて焼成いたします。

1週間ほど冷ました後、窯上げいたします。このときが一番緊張するときです。登り窯で作った窯元の作品も味わいがあります。 登り窯から仕上がってきたものに赤、黄、緑の絵付けをしていきます。絵付け後焼成し完成です。

【過去の献上式のようす】
第19回姫路城献上の儀(兵庫県)
第21回彦根城献上の儀(滋賀県)
第22回杵築城献上の儀(大分県)
第23回松本城献上の儀(長野県)
第24回平戸城献上の儀(長崎県)
第25回犬山城献上の儀(愛知県)
第26回松原神社(佐嘉神社)献上の儀(佐賀県)

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